内向的な、あまりにも内向的な

内向的な性格な僕の思考

大学生時代の心象風景

大学1年生のころ前年まで浪人をしていた僕は勉強漬けの日々を送っていた。

 

そしていざ大学に入ってやっと自分で好きなように勉強出来るんだと思っていたのだが自分で好きなように勉強するどころかたいして勉強なんかしなかった。

 

その頃の僕は大学の図書館で音楽を聴ける部屋があることを知った。

 

そして僕はそこで音楽をひたすら聴いていた。

 

そのころの僕が良く聴いていたのはレミオロメンの『アイランド』という曲だった。

 

この曲は当時のレミオロメンが悩みながら音楽活動している姿が歌われた曲でそういうレミオロメンの姿と自分を重ね合わせていた。

 

苦しかった浪人時代を終えやっと手に入れたように思えた自由。

 

でも僕は不安だった。

 

僕自身が何になりたいかも分からずただ時を消費していた。

 

時間があるから音楽を聴きながら好きな作家の小説を読んでそれでゲームとかをやってるやつよりかはマシだなんて思って自分を正当化した。

 

そういう自分の心にこの曲は響いた。

 

『アイランド』の歌詞にはこんなフレーズがある。

 

光を求めて闇も捨てきれてなくて

僕は灰色の空を眺めている

 

作詞、作曲:藤巻亮太

出典:アルバムFlash and Gleamより

そうまさにこの通りだった。

 

光を確かに求めた。大学で華々しくサークル活動、バイト、勉強といろいろな経験を積むそんなことを想像したし求めた。

 

でも自分の中にある暗い感情も存在した。やもすれば一人ぼっちなってしまう。そういう自分自身の大人しさや内向性が自分について回った。

 

自分の中でそういう自分を肯定している自分がいた。そういう風にしか生きられない、人と上手く関わり合えないそいう自分の暗さを肯定した。

 

だからどっちつかずだった。そういう中途半端さを抱えなが僕はあの時を生きていた。

 

Flash and Gleam

Flash and Gleam