大河ドラマ『いだてん~東京オリンピック噺(ばなし)~』第十四話感想
大河ドラマいだてん第十四話の感想です。
今回の話しの見所は①帰ってきた四三くん、②三島くんと天狗クラブの旅立ち、③可児先生ドッチボールの導入でネットに嫌われるの件④美濃部くんの旅立ち、⑤す……スヤさんです。
①帰ってきた四三くん
四三くんは無事日本に帰ってきましたが世の中は明治から大正に元号が変わっていました。明治大帝が崩御されたためです。
四三くんが東京に帰って来た時には大喪の礼が済んだばかりで東京はなんだか元気のない様子でした。
そして寄宿舎に戻って四三くんはオリンピックの報告会を行います。
四三くんの頑張りを知っている寄宿舎の面々はとても楽しそうに四三くんの報告会を聞いていましたがそこで一人の女性がなぜ負けたのかとド直球の質問をしました。
四三くんは呆気に取られると共に寄宿舎の面々に誰と訪ねます。
寄宿舎の面々もこの女性が誰か知りません。
そこで永井先生が彼女は私の弟子だと告げました。
そして永井先生のお弟子さんはさらに四三くん食いつきますが寄宿舎の面々が女のクセにと言ってしまいます。
そしてお弟子さんは「たまたま男に生まれただけでボンクラだ」と告げます。
まさに大正デモクラシーの時代を告げるようなシーンです。
そして永井先生はスウェーデン式体操に傾斜していき、肋木(学校の体育館に必ずある木のはしごのようなもの)を普及させて日本人の体格を西洋人に近づけていこうとします。
しかしこの肋木ですが、そういうことだったのかと今更ながらその意味や使い方を知ってちょっと感動しています。
②可児先生ドッチボールの導入でネットに嫌われるの件
可児先生はドッチボールを日本に紹介したという功績があったそうです。四三くんもこのドッチボールを体感します。
そしてこの可児先生がドッチボールを日本に紹介した人だと知られた瞬間ネットではドッチボールに恨みのある人々のツイートが……。
可児先生、今まで憎めないキャラできていましたがまさかこんなこと嫌われるとは。
③美濃部くんの旅立ち
このいだてんの感想では美濃部くんの話しはいつもすっとばしていました。本題の流れからどうしても脱線してしまうため、しかし今回はなかなか重要そうなので書いていきます。
見送りにも来てくれないと思っていた美濃部くんでしたがちゃんと弟子の見送りに来てくれたお師匠さん。
そしてお師匠さん役の松尾スズキさんは渾身のビートたけしのギャクをやるというサービスも。
弟子の美濃部くんの旅立ちにお師匠さんは高級タバコを選別として渡してくれました。
④三島くんと天狗クラブの旅立ち
三島くんもやっと日本に帰ってきましたそして天狗クラブの面々と久々に会いました。
そして三島くんは久しぶりに野球でもやろうと天狗クラブの面々に話しましたが暗い天狗クラブの面々、もうみんな裸で踊ってる場合じゃないと大人のコメント。
時代は変わったということを感じさせます。
そして野球害毒論なる主張も世の中でされるようになっているということも教えられます。
そんなことが言われていた時代があったなんて知りませんでした。
でもこの後、甲子園が始まるんですよね。(笑)
野球も歴史に翻弄されてきたことがわかります。
⑤す……スヤさん
お兄さんからの手紙でとにかく一度、熊本に戻って来るように言われます。
そしてお兄さんは四三くんを玉名の家に連れて行きます。
これから見合いをしてもらうというお兄さん。
一体誰が出て来るのかと思いきや「遥かな旨み〜♪」の綾瀬はるかさん扮する春野スヤさんです。
春野スヤさんは玉名のお家にお嫁に行ったんじゃないの?と疑問が……。
そこでさらに登場人物が大竹しのぶさん扮する玉名のお義母さんです。
そして続きは来週というお義母さんのセリフで終わります。
こういうところがちょっと大河ドラマぽくないところですけど、僕は好きです。
今回はこれで終わりたいと思います。