内向的な、あまりにも内向的な

内向的な性格な僕の思考

2019年面白かった本

今年も今日で終わりですが、2019年の面白かった本ベスト5を紹介致します。

 

5位 詩的私的ジャック

 

詩的私的ジャック (講談社文庫)

詩的私的ジャック (講談社文庫)

  • 作者:森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1999/11/12
  • メディア: 文庫
 

森博嗣のS &Mシリーズ。

本編の内容よりも主人公、犀川創平の男女平等に関する問いかけが面白かった。

 

4位 決め方の論理

 

「きめ方」の論理 (ちくま学芸文庫)

「きめ方」の論理 (ちくま学芸文庫)

 

 

完全な民主主義は実現不可能だと証明したアローの不可能性定理はなかなか刺激的だった。

アローの不可能性定理は相当難解だそうでアロー自身が不可能性定理を説明するのに用いた事例が間違っていたというほどのもの。

 

3位 お姫様とジェンダー

 

 

眠れる森の美女、白雪姫などのディズニーアニメーションの物語にある女性差別的な側面をジェンダー論を使って読み解いていく。

 

2位 蜜蜂と遠雷

 

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

  • 作者:恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2019/04/10
  • メディア: 文庫
 

音として表現する音楽を文学表現に落とし込んだ傑作小説

 

1位 女神

 

女神 (新潮文庫)

女神 (新潮文庫)

  • 作者:三島 由紀夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 文庫
 

表題作『女神』にハマってしまいこちらが今年一位です。

三島の美意識、耽美主義を最大限に表出した作品。