書評 8冊目『情報だけ武器にしろ。』
今回、書評する本は、『情報だけを武器にしろ。』です。
著者紹介とかは今回、省きます。
誰でも知っている人物なため。
本書を手に取った理由は、読書会の課題本だったということです。
あまり自己啓発本は読まないため久々に読みました。
本書の主題は堀江さんの情報収集術や情報との付き合い方、インプット、アウトプットの方法を紹介するというところです。
本書の前半では、堀江さんがやっている情報収集術や情報との付き合い方、インプット、アウトプットの方法を詳しく紹介しています。
後半になるにつれて、実践例的な話しが多くなり、主題から離れていってます。
今、本書の主題について話しましたが、裏の主題が本書にはあると思います。
それは常識を疑うという主題です。
一連の情報収集術などのノウハウは、この常識を疑うこと、常識から自由になるための手段だと位置付けられます。
そんな堀江さんが本書で主張するのは、情報だけを武器にして生きることが現代社会では可能になったということです。
これを前提に堀江さんは、情報だけを武器にして生きることが出来るのだと主張するのです。
まずこの前提が、どこまで妥当なのかということも疑いうることではありますが、この前提を仮にその通りだとして、では本書で紹介しているような情報収集術や情報との付き合い方、インプット、アウトプットの方法を使って情報だけを武器にして生きることは可能なのかというと、そこは出来る人と出来ない人に別れると思います。
自己啓発本をどこまで、自分のモノに出来るのかというのは、究極的にはその個人に委ねられるものであり、絶対にそうなれますよということを保証したものではありません。
そこをわかった上で自己啓発本を読めるのか読めないのかでも、大きく違うとは思います。
では話しを元に戻して、その別れ道はどこにあるのかということです。
それは、身も蓋もないことを言えば、もう出発の時点で別れ道があると言っても過言ではありません。
堀江さんのような性格かどうか、まずこれが別れ道になると思います。
たぶん、堀江さんのような性格でないと、堀江さんが本書で紹介するようなノウハウを使いこなすことが出来ないと思います。
僕は残念ながら、堀江さんのような性格ではないし、また堀江さんのようにビジネスに対する感度も高くありません。
なので、本書も数多ある自己啓発本の中で、自分がノウハウを上手く取り込めなかった本として記録されるかなと思います。
ただ取り込めなくても、読んで全くの無駄だとは思っていません。
ある意味、本書のお陰で自分の情報収集術や情報との付き合い方、アウトプット、インプット方法などを可視化出来ました。
そういう読み方も出来ますし何よりも読みやすいのでオススメします。