僕が世間というものを意識した時
僕が中学生の時、三者面談をした。
三者面談では先生が僕の学校での生活や成績について話していた。
そこで先生が言った言葉を僕は時折思い出す。
先生は僕が人の見ていないところでも真面目に取り組んでいると、でもどんなに掃除を真面目に取り組んでもそれは成績に反映されるわけではないと。
続けて先生が言ったのはそういう真面目さは大切だけれどもそういうことはあまり評価されず、やっぱり成績が良い方が評価されやすいと。(僕は実際成績が良くなかった)
僕はこの時、内心では腹が立ったけど、今思えばそれは一面の真理だった。
先生が言いたかったことはきっと世の中はそういう評価されやすいことを頑張って要領良く立ち回る人間が有利だということだったのではないだろうか。
確かにそれは一面の真理でそして世の中の現実だった。