20冊目『ボクたちはみんな大人になれなかった』
フェイスブックで元カノの名前を見つけて「友達申請」したところから物語が始まり、走馬灯のように彼女との思い出や仕事での思い出等が思い出される。
本当のさよならの時、人はさよならとは言わない。
143p
印象的だった言葉が上記の言葉だった。
案外そんなものかもしれない。曖昧に始まって曖昧に終わる。
恋愛というものに明解な始まりと終わりを求めたがるのはテレビドラマの影響を受けすぎてるからなのかもしれない。
この小説には様々な音楽や映画が登場する。当時青春を送った人々にとってみればきっと懐かしさを感じるだろう。
また当時青春を送ってない人でも共感できると思う。
人はやっぱり音楽も含めえいろいろなものから影響を受けるものでそういう人間の側面はどんな時代の人間であっても変わらないと思うからだ。