仮面ライダー 『第78話 「恐怖ウニドグマ+ゆうれい怪人」』
我らが仮面ライダー第78話を突っ込んでいきます。
今回の主人公は間違いなく地獄大使だと思います。
なんというか地獄大使とても滑稽な役割をさせられています。
毎回作戦に失敗しているので今回の地獄大使は割と慎重に作戦を実行しようとしています。
村人餌にして怪人ウニドグマの分身を育てるという今回の作戦がどれほど効果的かはとても怪しいですが(そもそも村人を少年一人を除いて全滅させてしまっているので少年以外にウニドグマの餌になるような人がいないじゃないかと思うのですがそこはどうするうもりだったのでしょうか)立花藤兵衛たちがその占拠した村の近くの墓に墓参りに来た際、何も気づかないのなら手を出さずそのまま帰すという判断はよかったと思います。
なんせ地獄大使の数々の失敗は間違いなく本郷にバレたことによってのものなのでとにかく本郷にバレないことを最優先することは今までの作戦失敗からやっと学んだということでしょう。
しかし、ショッカーの存在は村人唯一の生き残りだった少年によって発覚してしまいそうになります。
それでも地獄大使たちは殺された少年の両親に変装させて立花藤兵衛たちを騙そうとしますが、少年の「違う、父さんじゃない。母さんとも違う。僕を信じて」という言葉を最終的には信じた立花藤兵衛たちは村に戻ります。
そして知らせを受けた滝と本郷が村へと向かいますがここで怪人が登場し本郷と戦闘になります。
滝は先に村へと向かいます。その滝が村へ向かうのをキャッチした地獄大使は滝の小僧が来たということで村の出入り口を封鎖することを指示し本郷猛、仮面ライダーも必ずやって来るから戦闘員を配置させろと警戒態勢を取ろうとします。
しかしここで首領が仮面ライダー来ぬ、安心してショッカーの敵を始末しろと地獄大使に指示します。
地獄大使さすがに仮面ライダーが来ないとはどういうことかと首領に訪ねますが結局、私の言うこと聞けとだけ言われてその理由を教えてくれません。
なんだか地獄大使のこれからに暗澹たる空気が立ち込めている気がします。
そして結局、本郷猛、仮面ライダーは村に来てしまいウニドグマを倒されてしまいます。
地獄大使もこれに怒り心頭で首領をどういうことかと問い詰めます。
しかし首領ここでとんでもないパワハラ発言をします。
「黙れ地獄大使、全ての失敗はお前なのだ。良いかスクリーンを見るのだ。お前はそれが何者か知っているか?」と言います。
首領、それはあんまりじゃないでしょうか?
いくら数々の作戦に失敗しているとはいえ、今回は首領が仮面ライダーは来ないっていったから仮面ライダー対策をしなかったのにそれを『全ての失敗はお前なのだ』なんて……。
そしてスクリーンに現れたのは仮面ライダーを最初、邪魔した怪人でした。
地獄大使「俺の知らぬ改造人間が。首領これはいったい?」
首領「お前が知る必要はない」
この後、地獄大使はいざとなったら自分がと意味深な発言をします。
この流れもなかなかひどいです。
なんせ村に仮面ライダーが来たのはまさに今、スクリーンに写っていた改造人間が仮面ライダーにウニドグマが村にいることをバラしたことが原因でした。
そしてその改造人間は地獄大使も知らない改造人間。
明らかに首領の人選ミスなのにも関わらずミスを部下である地獄大使のせいにする首領。
半〇直樹というドラマで出てきたセリフで「部下の手柄は上司のもの部下の失敗は部下のもの」みたいなものがあったと思いますがまさにこれがそれです。
そして今回は次回予告もなかなか素晴らしくて地獄大使が怪人に変身するシーンを見せるという壮大なネタバレしているにも関わらず次回タイトルが「地獄大使!! 恐怖の正体?」となっています。
恐怖の正体もなにも、もうバレてるじゃんっていうのが今回の最大のツッコミです。