内向的な、あまりにも内向的な

内向的な性格な僕の思考

8冊目『壁』

文体が古いと感じた。

 

それは当たり前で著者の安部公房はもう他界している。

 

そして本書も発表されたのが1951年ということだから古さを感じて当たり前だろう。

 

文体の古さとは何だろう?

 

例えば、本書を読んでいて感じたのは女性のセリフ回しに古さを感じるというところだろう。

 

そういう古めかしさがどうしても気になると読めないかもしれない。

 

小説の内容そのものは安部公房作品に共通するシュール感というものを感じさせる作品になっている。

 

 

壁 (新潮文庫)

壁 (新潮文庫)