人間が労働市場で存在できるのは安いからか
全てを機械が担うという社会が実現するとしたらその時、人は労働市場から完全にいなくなるだろう。
しかし現在はそこまでには至っていない。ではまだ人間が労働市場で存在できる理由はなんだろうか?
それはまだ人間にしかできないことがあるということが前提としてあるわけだけどもそれだけではない。
機械を導入するよりも人間を雇って作業をさせた方が安いからだ。
企業であればコストを重視するのは当然でコストがかからない方がいい。
しかしその考え方が人間にとってある種の危機なのは人間はただ安いという理由によって労働市場から完全撤退をしていないという点にある。
自分たちが安いという理由によってその存在を認められているとすれば安くなくなった瞬間、人間は認められなくなるのではないか。
そんなことを考えた。