内向的な、あまりにも内向的な

内向的な性格な僕の思考

大河ドラマ『いだてん~東京オリンピック噺(ばなし)~』第十一話感想

今回の話しではついにオリンピック大会が始まります。

その前に前回、四三くんがプラカードで日本と表記するべきということで揉めていたプラカード問題が決着します。

 

嘉納治五郎の発案でプラカードはローマ字で「NITTPON」と表記することにこれで四三くんも納得してこの問題は決着となりました。

 

今回の話しは三島くんが主役の話しになります。三島くんが短距離でどのような活躍を見せてくれるか楽しみです。

 

そんな三島くんはさすがの痛快男子でも初めてのオリンピックでの試合となるとかなり緊張している様子です。

大森監督が三島くんに声をかけて三島くんを勇気づけます。

三島くんは監督のアドバイスを聞いて「もっと早く聞きたかった」と言いましたが病気を患いながらも日本のために監督を引き受けてくれた方です。

そこは大目に見てほしいところではあります。

 

監督のアドバイスを受けた三島くんでしたが結果の方は散々な状態です。

負け続けてしまいます。

それでも三島くんは楽しそうです。

自分の今出来る最大限の力をかけてレースに挑んでいることに喜びを感じています。

そんな三島くんと対照的に本番が近づくにつれて不安感が増す四三くん。

三島くんが楽しそうに走っているのを見てその不安をぶつけます。

 

この二人は本当にいいパートナです。どちらか一方がそうやって不安になればどちらかが励ますという形でお互いをカバーしあっています。

 

そして今回は三島くんが四三くんをカバーします。

三島くんはその不安感の正体を英語でプレッシャーだと教えます。

そしてそのプレッシャーは西洋人でも持っていると言って四三くんを励まします。

四三くんはその励ましで少し気が楽になりましたが三島くんは部屋を出ていこうとする四三くんにスランプという言葉も伝えますがこの言葉は忘れてくれと部屋から出ていかせます、

四三くんはその言葉の意味を気になっている様子でしたが結局わからなかったようで一安心。

 

そして今回の名場面はなんといっても三島くん最後のレースです。この最後のレースは棄権者が続出して三島くんともうひとり出場するだけになりました。

負けても次のレースに進めるということではありましたが期待が高まります。

レースが始まると序盤は三島くんのペースでしたが結局のところ負けてしまいました。

それでも次の準決勝のレースに出れるというところで三島くんに声をかける嘉納治五郎先生たちでしたが、三島くんは次の準決勝は棄権すると嘉納治五郎先生たちに伝えます。

 

そして三島くんは100年経っても日本人が短距離で勝つことは無理だと宣言します。

三島くんは自分がやりきったという思いと西洋人の強さをまざまざと見せ付けられるという中でのこの感想でした。

 

しかし三島くんのこの時のレースは100年経った時、大きな価値を持ちます。

大河ドラマの本編終了後に流れる大河ドラマの紀行では100年後の日本人が短距離でメダルを取ったことを伝えます。

100年経っても短距離で勝てないと言った三島くんでしたがそのおおよそ100年後にメダルを獲得することで今回のサブタイトルにあるように百年の孤独が終わりを告げたのでした。