本との付き合い方
本とどのように付き合うか?
まず考えることはジャンルの違いだと思う。
フィクションとノンフィクションではその付き合い方は違うと感じている。
フィクションとの付き合い方はそんなに注意することはないと思う。
ただしフィクションの中にも自分の体験や感性と強く接続する危険があり注意が必要な部分はある。
フィクションの中には自分の体験や感性と強く接続してしまい心が乱されるというかいろいろなことを考えすぎてしまうことがある。
そういうフィクションとは上手く距離を取った方がいい。
またフィクションは単純にその内容を楽しむという読み方がいい場合がある。
余計なことを考えたりするとフィクションそのものを楽しめない。
ノンフィクショの場合
これが今回のメインテーマ。
特にノンフィクションの中でもオピニオン系のノンフィクションを想定している。
オピニオン系の場合は特にその本が主張する意見、考えに賛同するかどうかでその本との付き合い方を判断してしまう危険がある。
そこは一歩引いて客観的にその本の内容を吟味する必要がある。
そのために僕がやることはアマゾンのレビューを読んでみるというだ。
自分と意見が合う本に関してはその本の評価を低くしているレビューを読む。
自分と意見が合わない本に関してはその本を高く評価しているレビューを読む。
こうすることで多少その本との距離感を調整する。
ただし欠点がある。
レビューが玉石混交という点である。
レビューの中には著者に対するたんなる誹謗中傷だったり、逆に専門的すぎる観点から分析をしてしまっていてそのレビューの内容そのものを判断出来ないというケースがある。
こういうレビューしかない場合はその本そのものをレビューによって相対化することはが難しくなってしまう。
本そのものの内容に間違いはないか?
オピニオン系の本を読んでいて特に注意が必要なのはその本の意見に賛成するしないは別として、そもそもその本の内容が正しいかどうかを判断することは難しいということだ。
特に専門的な内容を含むもの(僕の場合は特に文系なため科学などに関する内容)の内容判断は難しくなる。
では全く判断出来ないかというとそうではない。
この場合、先ほどの意見に賛同するかどうかの話と同じような内容になるが、やはり反対意見の本を読むということは需要だろう。
反対意見の本を読むことによって問題そのものを客観的に捉えることができる。
そしてその本の著者の経歴を確認する。
その理由は専門家であるかどうかの確認をしたいからだ。
専門家だから無条件で正しいことを言っていると思うことはもちろん危険なことではある。
ただ専門家であれば少なくとも素人よりかは正しいことを言っている可能姓が高いわけで判断をする上で専門家であるかどうかは重要だと思っている。
ちょっと説明不足の部分もあるかもしれないが僕自身の本との付き合い方を語ってみた。