年末の風物詩『ビートたけしの超常現象Xファイル』
僕が子供のころ、このビートたけしの超常現象xファイルは大晦日に放送していた。大晦日にドラえもんの年末スペシャルを観てその後放送されるこの番組を観て年越しをするというのが僕の大晦日の過ごし方だった。
あのころのこの番組は本当に面白かった。(今も面白いが)
宇宙語のテープには爆笑した。ノストラダムスの予言を解釈するのに空から降る大魔王をアスベストと解釈したりアンゴルモアの大王の解釈がモンゴルの朝青龍だったり子供ながらそのあまりのふざけ具合に大爆笑していた。
そして忘れもしない金星人の写真。明らかに普通の人を金星人と言い張る、たま出版の社長韮澤氏。
あのころはまだこの手のオカルトじみたものに対して寛容な雰囲気があって(そういうことに寛容であることがオーム真理教のようなカルト教団を生み出す土壌を作ってしまった部分があった)この手の番組はけっこう多かった。
子供のころの僕は(それは今も)この番組をお笑い番組として観ていた。そうこの番組はそのインチキ臭い感じを笑い飛ばしながら観るのが正しい見方なのだ。
そして今、リアルタイムで観ている。石坂浩二が目撃したというゴム人間を再現したのが緑のケムール人にしか見えない。