内向的な、あまりにも内向的な

内向的な性格な僕の思考

10冊目『凍りのくじら』

藤子・F・不二雄作品(ドラえもん)が好きな女子高生がある男子高校やある男の子との交流を通じてその冷めた性格を少しづつ変えていく。 各章ごとにドラえもんのヒミツ道具が取り上げられながら話が展開していく。 辻村氏の作品に共通していると思うのはちょっ…

9冊目『寝ても覚めても』

小説を手に取る時、人は何がきっかけでそれを手に取り買おうとするのだろう。 もちろんいろいろなパターンがあるだろう。 もともとその小説家を知ってるとか友達が進めてくれたとかドラマの原作だからとか。 私が本書を手に取ったきっかけは文庫本のカバーだ…

8冊目『壁』

文体が古いと感じた。 それは当たり前で著者の安部公房はもう他界している。 そして本書も発表されたのが1951年ということだから古さを感じて当たり前だろう。 文体の古さとは何だろう? 例えば、本書を読んでいて感じたのは女性のセリフ回しに古さを感じる…

7冊目『藪の中』

「マスター。この前教えてくれた本読んでみましたよ。私でも楽しく読めたから他のお客さんにももっと進めてくださいよ」 私はブックスというバーで働いているアルバイトだ。 ここのマスターはお客さんに本を紹介あするという変わったサービスをしている。 こ…

6冊目『たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に』

優は今日もブックスに来ている。 ブックスは変わったバーでマスターがおススメの本を紹介してくれるサービスがある。 ただ優がブックスに通う理由はそういう珍しいサービスがあるからではない。 アルバイト店員のさやが気になっているからだ。 さやは明るい…

5冊目「生殖医療はヒトを幸せにするのか」

やっぱりここは落ち着いてていいな。 私はグラスを傾けながらそう思った。 ブックスは私の行きつけの店で、お店のマスターが頼めば本紹介してくれたりする変わったバーだ。 「マスター。あのインテリアみたいに壁に飾られてる本は読んでいいの?」 私はお店…

4冊目『西国の戦国合戦』

バー(ブックス)はいつものようにマスターの英夫とアルバイトのさやが開店準備をしている。 「マスターは歴史がすごい好きなんですね」 さやが開店準備もひと段落ついたところで話を振ってきた。 「一番知識があるのが日本史なんだ。子供ころから好きでよく系…

3冊目『東国の戦国合戦』

今日も行きつけのバーでお酒を飲んでいる。 このお店は本を紹介する変わったバーだ。 店そのものはごく普通なのだが、マスターの紹介する本が面白くてリピーターになる人もいるという。 ちなみにオレもそういうリピーターの一人だ。 「マスター。今日も面白…

2冊目『驚異の百科事典男』

「あなたに合ったお酒と本を提供します」 オレはこの看板を見てこの店に入ることに決めた。 店員に案内された席についてオレは早速注文をした。 すぐにお通しとお酒がきた。 お酒を一口飲むと表の看板について質問した。 「あの、看板にあなたに合ったお酒と…

1冊目『菜の花の沖』

金曜日の夜、やっと仕事を終えて僕は飲みに行こうとしていた。 新しいお店をせっかくだから開拓しようと息巻いている。 いろいろなお店を見るのはとても楽しい僕はその中で気になるお店を見つけた。 あなたに合ったお酒と本を提供するお店です。 この看板を…

集中力なんかいらねえよと叫びたい

図書館で試験勉強をしようと思い教材を持ち込む。 図書館は勉強に集中するのには持って来いの場所のはずだ。 だけど、なぜか集中出来ない。 小学生くらいの子供が騒いでいるからだろうか? 違う。 そうじゃないのだ。 僕が集中出来ないのは試験勉強を邪魔す…

本との付き合い方

本とどのように付き合うか? まず考えることはジャンルの違いだと思う。 フィクションとノンフィクションではその付き合い方は違うと感じている。 フィクションとの付き合い方はそんなに注意することはないと思う。 ただしフィクションの中にも自分の体験や…

本を読むこと

僕は本が好きでいろんな本を読んできた。 最近の学生は本を全然読まないらしい。 まあ僕が学生だったころからそんなことは言われていただろうけど。 本を読むか読まないかは個人の選択でしかない。 たまたま本を読むことを習慣化したり趣味だったりするだけ…